ツヤのある綺麗な髪の女性を見かけたら、ついつい魅入ってしまいませんか?
人の第一印象の7〜8割は「髪型で決まる」そうで、それが目に見えてわかるのがツヤですよね。
ツヤがあることによって若々しく上品なイメージを持たれることも多く、誰もが一度はツヤ髪に憧れたことがあると思います。
そんな今回は、ツヤの仕組みからツヤが出ない原因、ツヤ髪になれる方法までお伝えしていきます。
そもそもツヤってどうやってでてるの?
髪の毛の構成として大きく分けると3つの部分からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラの3層で構成されています。
ツヤがでる仕組みとして、髪の表面組織であり、髪の内部組織を守ってくれるキューティクルの存在が大きく関わってきます。
キューティクルは、通常うろこのように引き締まった状態なのですが、様々な外的ダメージをうけることにより剥がれ落ち、ツヤを失う要因の一つにつながります。
次でツヤが出ない原因を詳しく説明していきます。
ツヤが出ない原因
キューティクルは、ケラチンというタンパク質でできています。
キューティクルの内側にあるコルテックスやメデュラを外部の刺激から守り、髪内部の水分やタンパク質が失われないように保護してくれる役割があります。
そんなキューティクルはとても繊細で、普段の生活の中で様々なダメージを受けてしまっています。
原因を詳しく説明していきますね。
摩擦
キューティクルは摩擦に弱いので、シャンプーやタオルドライ時にゴシゴシと擦ったりすると、キューティクルを傷つけてしまう可能性があります。
また、乱暴にブラッシングするのもキューティクルが剥がれる原因になるのでNGです。
カラーなどの薬剤、アイロンによる熱ダメージ
パーマやカラーなどの薬剤は、キューティクルを開いて薬剤を浸透させるため、どうしてもダメージを受けてしまいます。
また、アイロンやドライヤーなどの熱ダメージもキューティクルが傷つく要因の一つに。
カラーやパーマを楽しみたい方は、その後のトリートメントでしっかりダメージ補修したり、日々のヘアケアを丁寧に行うことを心がけることによってダメージを最小限に減らすことが出来ます。
紫外線
お肌と一緒で、紫外線も髪に大きな影響を与えます。
様々な外的ダメージを受け、キューティクルが開いた状態で紫外線が当たると、髪内部の水分が流出してツヤの低下だけでなくパサつきの原因にもつながります。
また、髪だけではなく頭皮にも影響を与えるため、お肌同様のケアが必要です。
ツヤを出す6つの方法
それでは、ツヤがでる方法をご紹介していきます。
すべて簡単に取り組めるものばかりですので、是非日々のケアに取り入れてみてくださいね!
ブラッシング
前回の記事でもご紹介しましたが、ブラッシングはツヤを出すために効果的なケアの一つになります。
血行促進や髪に付着した汚れを落とすだけではなく、「髪を梳かす」という行為そのものがキューティクルを整えてくれ、ツヤのアップにつながります。
ここで大事なことは、摩擦を防ぐため乱暴にブラッシングをしないことです。
毛先から丁寧にブラッシングし、濡れた状態の時は目の粗いコーム、乾いた状態の時は豚毛のブラシを使うなど、その時の髪の状態に合わせてブラシを使い分けるのがベストです。
洗い方の見直し
髪の摩擦を減らすためには、シャンプーの洗い方を見直してみるのも効果的です。
まずはシャンプーをしっかりと泡立てます。
泡立ちが良いことによって汚れも取れやすくなりますし、髪の毛同士の摩擦も防ぐことができます。
次に、頭皮を洗うイメージで指の腹を使って優しく揉み込むようにマッサージしながら洗っていきます。
マッサージすることによって血行促進にもつながり頭皮環境も整いやすくなります。
最後にすすぎはしっかりと、シャンプーにかける時間の2〜3倍かけて行いましょう。
トリートメントでツヤを出す
シャンプーが終わったら、髪の毛の水気を切ってトリートメントを塗布します。
毛先を中心に揉み込んで、中間毛先までつけたら根本は優しくなでるだけでOK。
この時、目の粗いコームを使うことでトリートメントが全体に浸透しやすくなるのでおすすめです。
また、トリートメントキャップをかぶって3〜5分くらい置くのも効果的です。
すすぎが終わったらタオルドライはキューティクルを傷つけないように優しく丁寧に行なって下さい。
アウトバストリートメントで1本1本キューティクルをコーディング
タオルドライ後、ドライヤーで乾かす前の濡れた状態でアウトバストリートメントを塗布します。
アウトバストリートメントは、髪の内部補修と髪の表面をコーティングし、乾燥や熱ダメージから髪を守ってくれる役割があります。
また、指通りもよくなり、ハリコシやツヤを与えてくれます。
アウトバストリートメントは、ミストやオイル、ミルクやクリームなどタイプも様々あるので、ご自身の髪質に合わせて選んでみて下さい。
ドライヤーは洗髪後すぐに行う
髪の毛が濡れた状態のまま放置すると、せっかく丁寧にシャンプートリートメントをしても髪内部から水分が出ていってしまうのでドライヤーはすぐに乾かすように心がけましょう。
8割ほど温風で乾かしたあと冷風で仕上げると、キューティクルが引き締まるのでツヤのアップにつながります。
紫外線ダメージから髪を守る
前述したように、紫外線はお肌だけではなく髪にも大きなダメージを与えます。
日頃から日傘や帽子で対策したり、UVの入った髪用のスプレーを使うのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
キューティクルは一度剥がると元には戻らないため、日々の生活の中でダメージを増やさないことや、丁寧なケアを心がけることで健康な髪の毛がキープできます。
ご紹介した方法はすぐに取り入れられるものばかりですので、ツヤのある美髪を目指して今夜から始めてみましょう!