毎日のシャンプー、きちんと「すすげている」と思っていませんか?
実は、多くの方が無意識のうちに「すすぎ残し」をしてしまっており、それが頭皮や髪のさまざまなトラブルの原因になっていることも。
特に30代以降は、頭皮環境が年齢とともに変化するため、正しい洗髪ケアがより重要になります。
今回は、すすぎ残しが引き起こすリスクと、今日から実践できる対策法をご紹介します。
すすぎ残しで起こる頭皮・髪のトラブルとは?

すすぎ残しは、シャンプーやトリートメントの成分が頭皮や髪に残ってしまうこと。
これが積み重なると、以下のようなトラブルにつながります。
1. 頭皮のかゆみ・フケ
洗浄成分や香料、防腐剤などが残留すると、頭皮のバリア機能が乱れ、かゆみやフケの原因に。
2. ニオイやベタつき
時間が経つと残留成分が酸化し、雑菌が繁殖。
これにより、頭皮の嫌なニオイやベタつきが発生することも。

3. 髪のゴワつき・ツヤの低下
髪に残った成分が酸化することで、キューティクルにダメージを与え、パサつきや手触りの悪化を招く可能性があります。
すすぎ残しを防ぐための3つのポイント
1. すすぎ時間は最低1分半以上を目安に
すすぎは、シャンプー前と後、両方でしっかりぬるま湯ですすぐのが基本になります。
特に後ろのうなじや耳の裏、頭頂部はすすぎ残しが起きやすいので念入りに行いましょう。
2. 指の腹で「流す」意識を
ゴシゴシこするのではなく、指の腹を使って地肌をやさしくなでるようにすすぎましょう。頭皮に残った泡をしっかり押し流すイメージです。
3. トリートメントは中間〜毛先だけに
頭皮につけるとすすぎにくくなるため、トリートメントは髪の中間〜毛先を中心に塗布しましょう。
塗布後もぬるつきが取れるまではしっかり洗い流すことが大事です。
今日から始める!正しいシャンプーの流れ
- シャンプー前のブラッシングで汚れを浮かせる
- ぬるま湯で1分以上予洗い
- シャンプーを泡立ててから頭皮を洗う
- 1分半以上かけてしっかりすすぐ
- トリートメントを毛先中心に塗布
- ぬるつきがなくなるまでよく流す
このステップを毎日丁寧に行うだけで、頭皮と髪の調子が驚くほど変わってきます。
まとめ|すすぎ残しを見直して、トラブル知らずの髪へ
シャンプーの「すすぎ残し」は、日々のちょっとした手抜きが原因で起きやすいもの。
ですが、少し意識するだけで防げるトラブルでもあります。
「最近、頭皮がかゆい」「髪がゴワつく」と感じている方は、まず“すすぎ”の時間とやり方を見直してみましょう。
シンプルな習慣こそ、美髪への第一歩です。